気功って怪しくない?
お答えします。
気功はすごく怪しい!
だって、気功ってすごい変な動きをするじゃないですか!
しかも、テレビだと「はっ!」って手を前に押すだけで人が飛んだりするし(笑)
そういうのはマンガの世界だけでお願いしたいですよね!
あとは、芸能人が民間療法に手を出してるマイナスなイメージもあるし、あれって話を聞くと、ほとんど「気功」と関係しているらしいし。
一番最悪なのは、見えないことをいいことに宗教や、金儲け、人を騙すために使われているようなイメージがあります!
なので、気功が見えないことをいいことに、悪い人が悪用する、怪しさしかないと思うのは何一つ間違いではありません。
だけど、人間は不思議なもので、怪しいと思っていても、不思議なことにはなぜか興味を抱きますね?
では、普通あんまり触れることのない、この怪しげな気功を、イメージだけで流されたくない方のために少し踏み込んでみようと思いますので、興味がある方はぜひお付き合いください!
その前に、まず私個人の意見を述べておきたいと思います。
私はかつて気功ほど怪しい物はないとずっと思っていました。
しかし、自分自身が気功を受ける機会があって、そのときに今まで体験したことのない感覚を覚えました。
それから気功に興味を持ち、気功の施術ができるほどの力を身に付けました。
長年普通の考えしかなかった私は、正直今でも気功について色々思うところはあります。
しかし、そんなことよりも利用者の「調子がよくなった」の一言が全てです、それだけで余計な考えは全部どうでもよくなります。
長くなりましたが、さっそく怪しい気功の世界を軽く覗いてみましょう。
気功はいつ、どこで、誰が?
気功は何千年か前に、中国で生まれました、肝心な「誰が」なのかは、「謎」です。
その歴史は長く、気功と関連するものでは
「静座」、「坐忘」、「瞑想」、「胎息」、「行気」、「調気」、「周天」、「内丹術」などがあります…
瞑想ぐらいしか分かりませんね…
そんな気功は元々名前がなく、「舞」と表現されていて、「気功」という文字が書かれた最も古い文献は、何と、あの三国時代の「諸葛亮孔明」と並ぶ「曹操」が統治していた「魏」の凄腕軍師「司馬懿」の孫「司馬炎」が立ち上げた王朝、「晋」の時代のものでした(周りくどっ!)。
ちなみに「曹操」とその息子「曹丕」は気功の愛好者だったそうです。
また、気功は中医学を基本としていて、「陰陽」、「五行」、「臓腑」、「経絡」、「精気神」の知識を用いていて、森羅万象の考えを大切にしています。
中医学では、血液は気によって体の隅々まで運ばれます、そして血液が滞ると病気が発生するとされています。つまり、血液が滞るのはそれを運ぶ気に問題があるということです。
ちなみに、その血液や気が通る道を「経絡」と呼び、その経絡上に点々と存在している信号機のような働きをする場所が、みんながよく知っている「ツボ」です。
気功は、自分自身の気の流れをコントロールして、体を健康に導く方法があります、その方法を「内気功」と呼びます。
そして、他人の気の流れをコントロールして、健康に導く方法を「外気功」と呼び、この「外気功」こそが、気功のイメージを低下させてしまう要因の一つです。
「内気功」というのは「ヨガ」や「太極拳」のように、自分の体を自分で鍛えるものなので、フィットネス感覚で、誰にも迷惑をかけません。
しかし、「外気功」は違います、「外気功」は基本的に自分ではなく、誰かの体の不調を緩和するためのものだからです。
その特性を利用して、大昔から今まで「お金」や「名誉」をこよなく愛する悪い人がごぞっと人を騙す道具にされました。
上の要因と別に、もう一つイメージを低下させる理由があります、それは…
【非科学的だから】です。
実は、「気」についての研究はずっとされていました、ただ現代医学では気のことを「磁気」と判断したり、「電気」と判断したり、「赤外線」として判断していました。
何かが存在しているのは間違いないが、その正体は未だに不明である。
気の正体は気になりますが、しかしそれよりも目を向けて欲しいのは、「気功師は気を意図的にコントロールできるのかどうか」です、人間にはそんな能力は本当にあるのでしょうか?
人間はなぜ生きているのか?
地球の中は一体どうなっているのか?
宇宙は何なのか?
人間にとってこの世界は分からないことだらけです、しかし分からないことがあっても、人間は自分自身の情報でしか物事を判断しません、例え別の人がそれは間違えだと言っても…
どんなことでも、もしどうしても気になることだったら、まずはできることならば、そのことに触れてみて、その情報を自分が経験して、そして自分なりの「答え」を見つければいいと思います。
PS:近年では乱数発生器の測定による量子と人間の意識の関係性についての研究が着手されたみたいなので、どんな研究結果が出るかが楽しみですね。